もしもあなたが認知症になってしまったら…
認知症になってしまった場合の困りごと
このことで、身近な方があなたの生活の手助けしようとするとき、色々な制約を受けてしまうことがあります。
では、実際にどのようなお困りごとが発生するのか、見ていきたいと思います。
◆困りごと その@ 預貯金について
定期預金の解約や大きなお金を動かそうとするとき、判断能力が不十分であるとわかった場合、金融機関が口座を凍結してしまいます。
◆困りごと そのA 施設入所について
施設に入所しようとするとき、入所契約は契約行為ですので本人の意思に基づいて行われますが…
本人の判断能力が不十分な場合、「意思表示」することが難しく、できても信憑性に欠けるため認められないかもしれません。
◆困りごと そのB 本人名義の不動産の売却について
不動産を売却しようとするときも、契約行為ですので本人の意思に基づいて行われますが…
本人の判断能力が不十分な場合、「意思表示」することが難しく、できても信憑性に欠けるため認められないかもしれません。
※居住用不動産を売却する場合、法定後見制度で後見人を付けても、さらに家庭裁判所の許可が必要になります。
対応については各機関の判断に委ねられておりますが、疎かにするとその機関の信用問題に関わることから、各機関とも厳格に対応しているようです。
代理権のない場合はたとえご家族であっても、その行為を代理することはできません。
そこで、法律に基づいた代理権などを得るために、「成年後見制度」の利用を検討されることになるかもしれません。
この言葉にはちょっと注意が必要です!