チームについて
まず最初に、本人に一番近い支援者の集まりである「チーム」について見てみたいと思います。
チームとは
日常的に生活のしずらさを感じている方を見守り、本人の意思や状況を継続的に把握し、協力して必要な対応をする仕組みで、本人に身近な親族や福祉・医療・地域の関係者に後見等開始した後は後見人が加わります。
チームの構成メンバーの例
家族・親族、主治医、介護支援専門員、相談支援専門員、生活保護ケースワーカー、保健師、精神保健福祉士、入所先の社会福祉施設、入院先の医療機関、認知症初期集中支援チーム、認知症疾患医療センター、介護サービス事業所、障害福祉サービス事業所、訪問看護ステーション、民生委員、近隣住民、ボランティア、市町村窓口、専門職(弁護士、司法書士、社会福祉士、行政書士)など
チームの役割
後見・保佐・補助(以下後見等)が開始する前
地域の中で権利擁護支援が必要な人を発見し、必要な支援へ結び付ける機能を果たします。
後見等の開始後
本人の自己決定権を尊重し、身上保護を重視した成年後見制度の運用を行うため、法的な権限を持つ後見人と地域の関係者等が協力して日常的に本人を見守り、本人の意思や状況をできる限り継続的に把握し対応する役割を果たします。
必要に応じて、法律・福祉の専門職が専門的助言・相談対応等の支援に参画し、できる限り既存の支援の枠組み(介護保険や障害福祉のサービス担当者会議など)を活用して編成することとされています。
→既にあるしくみを活用する